カップルが記念日にお花を渡したりとお花には不思議な魅力があります。花言葉もそのうちの1つです。感動的な花言葉がある一方で、お花の色や本数によっては怖い意味を持つお花もこの世の中に多く存在しています。
この記事では、花言葉の表と裏について具体的に5つ紹介していきます。
スイレン
水上に佇む白い綺麗な花、スイレンは日本で「ヒツジグサ」とも呼ばれています。水上にはまん丸な葉が浮かんでおり、茎によって広がっているという特徴があります。
白く、とても綺麗なスイレンの花言葉は「純粋な心」や「清浄」「信頼」という意味があります。
そんなスイレンの裏(怖い)花言葉は「滅亡」です。この花言葉になった由来は西洋のギリシャ神話にルーツがあり、英雄ヘラクレスに振られたニンフが絶望し、水の妖精になり、「怒り」「憎しみ」によってスイレンを詰みに来た人を湖に引きずり込んでしまうという物語から「滅亡」という意味を持つようなになりました。
オトギリソウ
オトギリソウは漢字変換すると「弟切草」と書き、漢字を見ただけで不吉な予感がしてきます。オトギリソウは東アジアに咲いており、昔はオトギリソウの葉や茎が止血薬になっていました。
そんなオトギリソウの怖い花言葉は「恨み」「復讐」です。この花言葉は平安時代、オトギリソウが止血薬として使われていたことは世間には広まっておらず、ある鷹匠が秘密にしていました。しかし、鷹匠の弟が恋人にオトギリソウを教えてしまい、そのことに腹を立てた鷹匠が弟を斬り殺したという話に由来しています。
チューリップ
チューリップという言葉の由来はペルシャ語の「tulipan(頭巾)」を語源としており、頭に巻くターバンとチューリップが類似していることが由来となっています。
チューリップの怖い花言葉は黄色が「希望のない恋」、黒色は「私を忘れて」、白色は「失われた愛」です。
チューリップは本数によっても花言葉が変化します。より詳しく知りたい方はこちら↓
チューリップの花言葉8選を紹介|本数別の意味や基礎知識も解説
引用:Mola
バラ
皆も良く知る「バラ」は紀元前から中東や西洋の間で親しまれてきたお花で、バラという名前は棘を意味する「イバラ」という言葉に由来し、その後も品種完了を繰り返され200種類以上も存在します。
そんなバラの花言葉は、赤いバラは「愛情」ピンクのバラは「上品」と色によって異なります。
そして黒いバラの花言葉は「憎しみ、恨み」です。この花言葉の由来は明確には分かっていませんが、黒紫という色が不吉に思えるという理由なのではないかと言われています。
バラの花言葉は色や本数によって異なるので、より詳しく知りたい方はこちら
花の色によって意味が違うバラの花言葉15選|贈るなら本数にも注意
引用:Mola
マリーゴールド
マリーゴールドは直訳すると「聖母マリアの黄金」という意味になります。原産地メキシコのマリア様のための祭日に、必ず満開に咲いていることに由来しています。暑さに強く、寒さに弱いお花で、育てやすいお花になります。マリーゴールドの代表的な花言葉は「健康」です。
そんな、マリーゴールドの怖い花言葉は「絶望」「悲しみ」です。この花言葉はギリシャ神話の太陽神アポロンとクリムノンが仲良くなったことに嫉妬した雲の神がアポロンを隠し、クリムノンは絶望し、死に至ります。そしてアポロンがクリムノンの遺体をマリーゴールドに変えたことが由来となっています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
人生においても大事な場面であげることの多いお花ですが、良い花言葉があると同時に怖い意味を持つお花があることもあるということが分かった思います。
お花を送る際は花言葉に注意して送ってください。